モンテ・ビアンコ (モンブラン) トレッキング


2014年7月、当時ロンドン在勤の家族につれられて、家族4人で2泊3日の
「モンテ・ビアンコ (モンブラン) イタリア側山麓トレッキングの旅」をしました。
絶好の天候に恵まれ、アルプスを代表的する山と雄大な氷河地形の中で、山麓の道に咲き乱れる山野草を楽しみながらの トレッキングは、生涯で忘れられない思い出となりました。


ロンドンからトリノ経由クールマイユールへ[初日]

4時 起床(ロンドン市内フラット)。 5時 スタンステッド空港行きバス出発。
7時30分 同空港離陸。 9時40分 イタリア・トリノ空港着陸。 レンタカーでクールマイユールへ。
トリノの街で立ち寄ったパスタの店 (EATALY)は 日本にも出店しているが、流石本場で品揃えが豊富。あれもこれも食べてみたいもの ばかりで選択に迷いました。

15時30分 ホテル着。 クールマイユールの街散策。
クールマイユールはイタリア・アルプス屈指のリゾート地で、冬は世界的に一級の広大なゲレンデに多くのスキーヤーが集まるそうです。 街は見上げるとアルプスが頭上にそびえ立つ感覚。あちこちに洒落た店がありました。

            
クールマイユールの街宿泊ホテル

モンテ・ビアンコ トレッキング[2日目]

先ずロープウェイで街 (1224m) からプランシュクルイ (1709m) へ、さらにリフトを乗り継ぎメゾンヴィエイユ (1960m) へ。 ここから、所要時間5時間30分、標高差約400mのトレッキングコースです。幸い天候に恵まれ、急坂も少なく、日頃のウォーキングの お陰もあり、シュクルイ湖 (2160m)、ミアジェ湖 (2051m) を経て、ベニー谷のバス停まで無事到着することができました。



トレッキングコースのイラスト



ゴンドラの中で頼まれて写真撮影



さあ、出発



シュクルイ湖



モンテ・ビアンコとシュクルイ湖面

モンテ・ビアンコを彼方に望み、パノラマの景色の中で昼食。海苔をまいた梅干し入りのおむすび、 トリノで仕入れたふくよかな香りの赤ワイン、塩味のきいた生ハムは最高の味でした。



"天に向かって" さらに登る

登ってきた丘を振り返ると、咲き乱れる高山植物が日に映えて美しい。ツツジ科・キク科アザミ属の赤、 リンドウ科・キキョウ科の鮮やかな青、キンポウゲ科の黄、キク科の白など色とりどり。 あたり一面にどこまでも続く花畑です。



振り返ればお花畑



ひっそりと華麗に咲く山野草

稜線に出たら真っ青な空、屹立する峰々、深い谷。 雄大な景色が眼前に広がります


日本のようにシーズンで大勢の人で混雑することなく、自分たちのペースで歩けます。 たまにすれ違う見ず知らずの人たちも「ハロー」、「ボンジョルノ」と陽気。



画面奥は氷河

            
山野草A山野草B



地理で習った「氷河地形・カール(圏谷)」

            
山野草C山野草D



強風にも耐えられそうな石の山小屋



小さな流れとともに下山

クールマイユールに戻るバスの中で、父子二代ロンドン在住の金融マンという若い日本人夫婦と会話。 「団塊世代の実父(故人)たちが築き上げた日本をもう一度取り戻したい」との熱い思いに強く共感。 心からエールを送りました。

モンテ・ビアンコ トレッキング[3日目]



フェレ谷周辺のトレッキング(ボナッティへ)

モンテ・ビアンコを彼方に望むも、残念ながら前日と違い 雲に隠れて見えませんでした




[カウベル」が聞こえる



山腹のカフェで休息して下山

下山後、トリノで王宮周辺を散策、パスタ中心の食事ののち、その日のうちにロンドンに帰りました。

以上


2021.02.19 アップロード

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